こんにちは、岸部です🌿
今日も今日とて、描いたり書いたりしております。
最近のぼくにとって「描く」と「書く」は、どちらも創作活動の根幹を担う重要な表現手段です。
ただし、実は手段自体には、それほど強いこだわりはありません。
もし、生まれ変わったなら「踊る(ダンサー)」や「演奏する(バンド)」なんかもいいなあ、なんて思ったりもします。
いやちょっと待てよ。欧州4大リーグで活躍するサッカー選手も捨てがたいな。最終的には、バルサやレアル、マンCあたりでレジェンドになろう。
いやいや、やっぱり……
ということで、妄想もほどほどに「第7号」始めます!
本ニュースレターのご購読(無料)はこちら👇
なんとなく、植物細胞を顕微鏡で見たような実験的な作品。
水彩ならではの多様な効果が層になって、不思議な雰囲気を醸し出している。
ここからはグレー地の紙に、赤系統の水彩絵の具を使った作品が続きます。
たぶん、全然共感されないと思うんだけど、ぼくには下に書かれている模様が何かの植物に見える。
そしてたった今、上の模様は植物の根っこに見えてきた。
なのでこの作品は、葉や茎の部分が下にあって、根っこが上にある不思議な絵ということにしよう。そんなことを考えていたら、何かとても意味深な感じもしてきた。
完成した抽象画に後から物語を与えるのも悪くない。
たぶん、これも共感されないと思うんだけど(笑)、最近の作品の中で個人的No.1。
左側の自然にできた境界線や贅沢な余白のバランス、必要最低限のミニマルさがとても心地いい。
「自分の好き」と「他人の好き」に乖離を感じたことは、これまでに何度も経験してきた。逆に、自分的には「そうでもない」ものが、意外と評判が良かったり。
自分と他人の両方を満足させる作品を作り続けることって、ほんと難しい。
第5号から始まった「過去の作品を振り返ってみた」。今回は、2014年編。創作活動を始めて2年が過ぎたあたりの作品たちを数点ピックアップしてご紹介。
2014年はこんな感じでした。
2012〜2015年くらいまでは、ほとんどの作品に「人間」が使われている。顔だったり、手だったり、シルエットだったり。
人間のどこかしらの部位を使うことは、当時の自分にとって当たり前の制作プロセスだったようだ。
毎日制作を続けて2年ほどが経過すると、作品を見てくれた人からちょこちょこ連絡が来るようになった。その中でも一番大きかったのは、アートのオーダーメイドサービス「Dreame」を提供していたイスラエルの企業。
このあとDreameでは、2年ほど所属アーティストとして活動することになった。
そのときの様子は、『自分の創作物がはじめてお金になったとき』という記事に書きました。(noteコンテスト「#はじめてのお金」の応募作品です。)
自分の創作物がはじめてお金になったとき【今日のトゥデイ|#042】
創作活動を始めて2年半ほどが過ぎた2014年の9月8日。「Hi Takuro “kissy”...
|
![]() |
当時のぼくのフォロワーさんは圧倒的に外人さんが多くて、連絡も海外からのものが多かった。ただ、ぼくは英語がてんでダメなので、とにかくやり取りに苦労していた。
あのときAIが今のように使えていたら、もう少し上手く意思疎通ができたんだろうなぁ、なんて今になって思ったり。
※2014年の他の作品は、こちらからご覧いただけます👇
先日訪れた「fuzkue」という、本を読むことに特化したお店のレビュー記事。
本を読むための空間づくりに強いこだわりと個性があって面白かった。時間を気にせず、ゆっくり快適に本を読める場所をお探しの方におすすめしたい。
【本の読める店 fuzkue】時間を気にせず、ゆっくり快適に本を読める場所 【今日のトゥデイ|#074】
ここ最近ずっと「時間を気にせずゆっくり快適に本を読める場所」を探し求めていた。 「本を読める場所」はたくさんあるけれど、...
|
![]() |
昨日、「銀河鉄道999」ファンの友達の付き添いで、『松本零士展』を観に行ってきました。ぼくは、まったくと言っていいほど興味がなかったのですが、あえて行ってみることにしました。
それは、「友達の誘いに付き合いたい」という純粋な気持ちとともに「興味のないものから受ける新たな刺激や発見」を期待してのこと。そして単純に、「そういう場にあえて自分の身を置いてみたい」という天邪鬼的な欲もあったり。
会場に入るなり、ぼくは友達の専属カメラマンのごとく、写真をたくさん撮った。
周りを見渡すと、観覧客の年齢層が明らかに高い。下手すりゃ、自分たちが最年少の可能性すらある。
それもそのはずで、「銀河鉄道999」の原作漫画は、自分たちが生まれる前に連載が終了している。(1977〜1981年)
このような極端な年齢層の展覧会に来たのは初めてだったので、その点もなんか面白かった。
そして、観ているおじさま・おばさまたちは、六本木っぽくない人が多い。なんというか、「お金持ちのイケオジ・マダム」って感じの人が見当たらない。
色褪せたリュックにアニメのキーホルダーをぶら下げていたり、なぜかワンピースに出てくるオカマ「ボン・クレー」のTシャツを着ていたり。
そういう人たちが真剣に作品を観ながら、時折ウルウルしているような場所だった。
「銀河鉄道999」ファンの友達は、「ここに来ている人たちは、哲郎(主人公)の成長を、若かりし頃の自分と重ね合わせている」と言っていた。
詳しくは知らないけれど、主人公(哲郎)はメーテルのサポートを受けながら成長を続け、最終的にはたくましい姿を見せるらしい。
なるほど、感情移入か。
こうして長年にわたって根強いファンがついていることには、必ず理由がある。この場でぼくは、その片鱗を見れた気がした。
たとえ作品自体に興味がなくても、視点を変えることで色々な楽しみ方がある。なんてことを思った、とても有意義で楽しい時間でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
この文章(ラブレター)を書いているのは、配信日当日の朝。
起きたら急に、とある箇所を変更したくなってしまって、こうして朝イチから無理やりエンジンを吹かしています(たぶんお昼頃にはガス欠です……)
でも、ちょっと安心しました。
そのままでも問題なかった箇所をわざわざ修正して、できるだけ自分が納得できるものにしようとしたことに。
自分は今のところ、ニュースレターのことを大切にできているなって。
これにて、「第7号」はおしまいです。
また来週の金曜日にお会いしましょう!👋
『【週刊】岸部タクロウのニュースレター』で紹介しているアート作品は、基本的に販売可能です。もし作品の購入に興味がありましたら、まずはお気軽にご連絡ください。サイズや価格などの詳細をお知らせいたします。(別料金となりますが、額装にも対応しています)
ニュースレター購読者の方には、割引価格(30%OFF)で販売させていただきます。以下の「クーポンコード」と「ご購読の際に登録したメールアドレス」をお知らせください。
クーポンコード:20250905
使用期限:2025年9月11日(木)23:59
対象作品:本号『アート制作の記録と記憶』に掲載された作品
※以下額装イメージ
前回配信したニュースレターです。
✉️ 2025年8月29日(金)【第6号】 |
|
||
|
ニュースレターの配信を始めた経緯なんかを書いています。
✉️ ニュースレター始めました!|2025年 創刊号 |
|
||
|
・公式サイト|https://takurokishibe.com
・Instagram|@takurokishibe
・X(旧Twitter)|@tkrksb
・note|@tkrksb
・オンラインストア|https://101.official.ec
・お問い合わせフォーム|https://takurokishibe.com/contact
※ 疑問・質問・要望・提案・感想・冷やかし(泣)など、何かありましたらお気軽に本メールにご返信ください。(Webでご覧いただいている方は、コメント欄も併せてご利用ください)
みなさまからのフィードバックを楽しみにお待ちしております。
※ 購読を解除したい場合は、本メール最下部にある「購読を解除する」をポチッと押してください。お互いのために、購読解除をためらわないでください!🙇